今度不妊治療・顕微授精をする事になったんですが、顕微授精をするにあたって色々な検査や医師からの説明を受けなければなりませんでした。
その時に僕が感じたことは、不妊治療に一番重要なのは病院選びだって事でした。
そう感じた理由は今通っている病院の院長先生の話を聞いたからです。
院長先生の話の内容は、どういう原理で顕微授精するかとか、どうなったら成功か失敗かとか、その原因は何なのかとかホント色々なお話でした。
不妊治療をやっている病院っていうのは全国にいっぱいあります。何も知らずにその中から良い病院を探すのはホントに大変だと思います。
キーワードは『JISART』です
JISART
JISARTとはJapanese Institution for Standardizing Assisted Reproductive Technology の頭文字をとったもので日本語では「日本生殖補助医療標準化機関」と呼ばれています。
日本では不妊治療・生殖補助医療(ART)を行っている施設は600くらいあると言われてるそうですが、JISARTに認定されている施設は31しかないです。
JISARTは不妊治療を専門とする医療機関によって結成された団体なんですが、入りたいです!と言ってすぐに入れる団体ではないそうです。
団体に入るには厳しい審査を受けなければならないそうですが、審査の一部が下記のようになってます。
[審査はJIASRT認定施設の中から選ばれた審査チームによって行われます。
審査チームは、医師、胚培養士、看護師、臨床心理士、医療事務の各審査担当者に加え、患者さんの目線からクリニックを審査するため患者支援団体NPO法人Fineの方もチームに加えられていて、6名で構成されます。]
という感じで色んな目線から審査されるそうです。
特に僕が今お世話になってる院長先生から聞いた話の中で重要だと思ったのが『培養士』さんの事でした。
胚培養士とは
「胚培養士(はいばいようし)」とは、胚(受精卵)を扱う専門職です。主に不妊治療に携わっており、体外で精子と卵子を受精させて母体に戻すまでの過程において、胚凍結や胚融解、培養などを行うのが仕事内容です。そのため、産婦人科領域の高度な知識が必要とされています。
と ネットでググったらこういう感じで出てくるんですが、実際病院に培養士さんがいなくて他の看護師さんや医師がその業務を兼任すると凄く大変なことになるそうです。
顕微授精を僕らはやるんですが、僕の精子と妻の卵子を妻の体の周期にあわせて受精させて、その受精卵を妻の体に戻すのですが、治療の日は培養士さん達が朝方4時くらいから色々準備をするそうです。
その業務をもし医師や他の看護婦さんたちが兼任するとなると大変すぎます。
顕微授精のタイミング
あらかじめこの日に顕微授精しますよっていうのが分かっているならまだいいのですが、そのタイミングも妻の体次第なので直前まで分からないそうです。
もちろん僕らも直前にならないと分からないので、手術当日僕自身いけない場合もあるので僕らは精子の凍結をしました。
凍結した精子よりも当日採取した精子のほうがいいらしいんですけど、仕事の都合が分からないので凍結しました。できれば当日僕も病院に行きたいのですが、それはその日にならないと分からないので、保険の為に精子凍結しています。
不妊治療が保険適用になったら
僕が院長先生から聞いた話では、そういうタイミングを無視した治療や、強引な卵子の採取など色々やっている病院もあるそうです。
もし保険適用になった場合、不妊治療するための設備や知識・人員が足りていない病院がどんどん不妊治療を開始するかもしれない。
不妊治療をやっているのに、なかなか子供を授からなかったりするパターンが増えるかもしれない。
保険適用になったら金銭的な負担は減るかもしれないですが、時間的・身体的・精神的な負担が増えるかもしれない。僕はそういうふうに感じました。
病院選びの重要性
一番いい病院に最初から行けばよいのですが、普通の一般市民にはそういう情報はないので、やみくもに、一番近くだったり宣伝が上手な病院に行ってしまいます。
僕らは僕の精子の状態が悪すぎたので顕微授精じゃないと子供を授かるのは難しいと言われたのでそういう病院を探したらたまたまJISARTに加盟している病院に当たったので本当に良かったです。
これがもし知識がそこまで高くない病院に行って、人工授精から始められたら僕の精子は運動率も極端に低いので何回やっても子供を授かれないって結果になってたかもしれません。
お金と時間の損失、精神的・肉体的な疲労は半端なかったかもしれません。
まとめ
もしこれから不妊治療を始めようと考えてる方がいらっしゃいましたら、近くに『JISART』に加盟している病院があるかどうかをしらべてみてください。
少し遠くてもその病院を選んだ方が後々良い結果が付いてくると思います。
僕らもこれからようやく一回目の顕微授精に取り組みますが、その様子や結果なども少しずつ書いていこうと思ってますので、応援よろしくお願いします。
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